車の冷却水漏れの修理代|漏れる場所ごとの料金例と止まった時の対応

車の冷却水漏れの修理代を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、国土交通省・国民生活センター・日本自動車整備振興会連合会・日本損害保険協会・JAFなど公的機関や業界団体の公開情報、自動車メーカー・正規販売会社・整備工場が公開している料金表や作業事例、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。料金は各社の掲載時点のもので、車種・状態・地域で変わります。実際の金額は見積もりでご確認ください。記事内には広告を含む場合があります。

駐車場の地面に、色のついた液体のしみを見つけた。点検で「冷却水が漏れていますね」と言われて、修理代がいくらになるのか気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、車の冷却水漏れの修理代は、どこから漏れているかで大きく変わります。公開されている料金例では、冷却水の交換だけなら数千円台から、ラジエーターやウォーターポンプの交換になると数万円台でした。

漏れる場所ごとの料金例と、警告灯が点いた時の対応を順番に見ていきましょう。

修理代が気になる人

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車の下に緑っぽい水たまりができていました。冷却水の漏れって、修理代はどのくらいかかるんでしょう?

案内役

漏れている場所しだいなんです。まずは点検で、ホースなのか、ラジエーターなのか、ウォーターポンプなのかを確かめてもらいましょう。

冷却水が漏れているサインは?

先に結論

車の下に色やにおい、粘り気のある液体が落ちていたら、冷却水やオイルが漏れている可能性があります。無色透明の水なら、エアコンの水のことが多いです。

冷却水(LLC・クーラント)は、エンジンの熱を運んで冷やすための液体です。エンジンの中を回って温まり、ラジエーターで冷やされて、また戻っていきます。

JAFによると、車体の下に液体が漏れていて、色がついていたり、においや粘り気があったりする時は、オイルや冷却液が漏れている可能性があります。エアコンを使った時に出る無色透明の水は異常ではありません。

『夏場にエアコンを使ったあとだから、ただの水かも』と迷うこともありますよね。色とにおいを見るだけでも、だいぶ見当がつきます。

こんなサインがあったら点検を
  • 車の下に、色がついた液体やにおいのある液体が落ちている
  • 赤色の水温警告灯が点灯・点滅した
  • エンジンルームから蒸気が出ている
  • 冷却水のにおいが車内や車の周りでする

エンジンルームから蒸気が出ている時は、冷却系統の故障やエンジンオイル不足などでオーバーヒートしている可能性がある、とJAFは案内しています。この時はエンジンをかけ直さないでください。

走行中に警告灯が点いたらどうする?

修理代が気になる人

少しくらいなら、そのまま走って修理工場まで行っても大丈夫ですか?

案内役

無理はしないでほしいです。水温警告灯が点いたら、まずは安全な場所に止めて、ロードサービスに相談してみてください。

JAFは、赤色の水温警告灯が点灯・点滅している時はオーバーヒートのおそれがあるとして、エンジンをすぐに止めて自然に冷やし、原因が分かるまでは始動しないよう案内しています(JAF「水温警告灯が点灯・点滅している場合」、2026年11月確認)。

JAFの別のページでは、オーバーヒートの原因として、冷却水不足や漏れ、循環不良、ウォーターポンプや冷却用ファン、サーモスタットの作動不良などを挙げています。走り続けるとエンジン交換になりかねない、とも書かれています。

よくある失敗

『家まであと少しだから』と走り続けてしまうことです。冷却水の漏れはエンジンそのものの故障につながるおそれがあるので、早めに止めて相談しましょう。

JAFのけん引料金は、非会員で44,300円(昼間・一般道・20kmけん引)、会員は20kmまで無料です(JAF、2025年7月現在)。加入している自動車保険にロードサービスが付いていることもあるので、保険会社にも確かめてみてください。

漏れる場所ごとの修理費用の料金例

先に結論

冷却水の漏れは、ホースやつなぎ目、ラジエーター本体、ウォーターポンプなど、場所によって替える部品が変わります。修理代もそれに合わせて変わります。

整備工場が自社のサイトで公開している実例と料金表を、漏れる場所ごとに並べました。どれも1社の例なので、自分の車の金額は見積もりで確かめてくださいね。

漏れる場所・作業料金例出典・条件・時点
ラジエーターとホースの交換43,041円(部品24,561円+工賃18,480円)株式会社ブーブー(秋田市)実例・スズキ ジムニー(軽・平成18年式)・税込・掲載日の記載なし
ラジエーター交換69,608円(請求金額)エーエス自動車(東京都墨田区)実例・トヨタ トヨエース(小型トラック)・税込・掲載日の記載なし
ウォーターポンプ交換31,570円(部品12,210円+工賃19,360円)LLカーサービス(八王子市)実例・トヨタ シエンタ(平成27年)・税込
ウォーターポンプ交換36,520円(部品10,120円+工賃26,400円)LLカーサービス実例・スズキ ラパン(軽・平成21年)・税込
ラジエータ・ホース交換(上下)3,850円〜/4,400円〜/5,500円〜華陽オートテック 整備標準技術料金表・税込・工賃のみ(部品代別)
サーモスタット交換2,750円〜/4,400円〜/5,940円〜同上・税込・工賃のみ

華陽オートテックの表は3つの車格に分かれていますが、どの金額がどの車格かはページから読み取れませんでした。工賃だけの数字なので、部品代は別にかかります(各社とも2026年11月確認)。

ホースやつなぎ目なら、部品が小さく済むことも

漏れがホースやそのつなぎ目なら、ラジエーター本体を替えずにホースなどの交換で済むことがあります。料金表でも、ホースの交換と本体の交換は別の作業として並んでいます。

本体の交換を勧められたら、「どこから漏れているのか」「ホースだけで済まないのか」を聞いてみてください。ラジエーターの料金例はラジエーター交換費用でもくわしく紹介しています。

ウォーターポンプからの漏れは、ベルトとの関係も聞く

ウォーターポンプは冷却水を送り出す部品です。タイミングベルトで動く車では、ベルトの交換と一緒に替えることもあります。

ポンプの料金例や同時交換の考え方はウォーターポンプ交換費用にまとめています。

冷却水が漏れやすい場所と替える部品の違いの図解

冷却水(クーラント)交換の料金例と時期

修理代が気になる人

漏れを直したら、冷却水も全部入れ替えるんですか?

案内役

修理の内容しだいで、入れ直す冷却水の代金が見積もりに入ることがあります。交換だけを頼む時の料金例も見ておきましょう。

正規販売会社の料金表で確認できた冷却水の交換の料金です。

販売会社メニュー料金条件・時点
Honda Cars 神奈川西ラジエター液4,400円税込・工賃のみ(部品・油脂代別)・2026年9月1日時点
Honda Cars 中央神奈川ラジエター液交換6,160円税込・工賃のみ(部品・油脂代別)・2026年7月1日現在
秋田ダイハツ販売クーラント交換5,500円〜税込・改定日の記載なし
スズキアリーナ川口サービス冷却水交換6,600円税込み表・部品込みかの明記なし
スズキアリーナオオヤスーパーLLC交換軽乗用車8,580円/普通乗用車8,910円税込・代表車種の料金
滋賀ダイハツ販売ロングライフクーラント交換9,350円〜消費税10%込み

Honda Cars の2社は工賃だけで、冷却水の代金は別です。ほかは部品込みかどうかが会社で分かれるので、そのまま並べて比べないようにしましょう。

交換時期は、使っている冷却水の種類で変わります。

  • トヨタ(乗用車): 新車時は16万kmまたは7年、その後は8万kmまたは4年ごと(いずれか早い方)
  • 日産: ロングライフクーラントは車検ごと、スーパーロングライフクーラントは新車から7年(16万km)、2回目以降は4年(8万km)
  • 秋田ダイハツ販売の料金表: クーラント交換は「車検ごと」

どの冷却水が入っているかは車で違うので、取扱説明書や点検の記録で確かめてみてください。

知恵袋でよくある相談

Yahoo!知恵袋で見かける、冷却水についての相談を3つ取り上げます。

相談1:冷却水を入れすぎると、あふれて出てくる?

冷却水を多めに入れたら、エンジンの熱い所にかかって出てきたのでは、と心配する相談です。

車の下やエンジンまわりがぬれていると、入れすぎなのか漏れなのか、見た目では分かりにくいですよね。においや色のある液体が続けて落ちるなら、漏れの可能性も考えて点検を受けてみてください。

相談2:走っていたら、冷却水が空になっていた

走行中に水温警告灯が点き、確かめたら冷却水がなくなっていたという相談です。

冷却水がなくなる原因は、漏れのほかにウォーターポンプやサーモスタットの不調など、いくつか考えられます。原因を突き止めないまま補充だけで走ると、また同じことが起きるかもしれません。補充で様子を見てよいかも含めて、工場に相談しましょう。

相談3:軽自動車の冷却水の補充や交換、修理はいくら?

軽自動車で、冷却水の補充から修理までの費用を知りたいという相談です。

交換だけなら、上の表のとおり軽乗用車で数千円台の料金例があります。漏れの修理になると、軽のジムニーのラジエーターとホースの交換で43,041円、ラパンのウォーターポンプ交換で36,520円(どちらも税込)という実例でした。

修理代が重なってきたら、手放すことも比べる

冷却水の漏れは、ホース1本の交換で済むこともあれば、ラジエーターやウォーターポンプの交換になることもあります。

ただ、年式が古い車で、ほかにも直す所を言われているなら話は別です。『また次も壊れたら』と思う時は、直して乗る場合と、直さずに手放して乗り換える場合を並べてみましょう。

手放すなら、次の車を買う販売店での下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。下取りは車の購入代金を今の車で払う契約で、買取は購入とは別の売買契約です(JPUC)。

修理の見積もりを取ったら、今の車の買取相場も先に調べておくと安心です。冷却水が漏れている車でも査定は受けられるので、分かっている不具合は正直に伝えておきましょう。直すか乗り換えるかの考え方は車は修理か買い替えか、修理代全体の目安は車の修理代の目安で紹介しています。

冷却水の漏れに気づいてから修理するか決めるまでの流れの図解

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

車の冷却水漏れの修理代はいくらくらいですか?

漏れる場所で変わります。公開されている実例では、ラジエーターとホースの交換で43,041円(ジムニー)、ウォーターポンプ交換で31,570円〜36,520円(いずれも税込)でした。自分の車は見積もりで確かめてください。

クーラント交換の費用はいくらですか?

正規販売会社の料金表では、工賃のみで4,400円〜6,160円、部品込みかどうかが会社で違う料金で5,500円〜9,350円〜の例がありました。冷却水の代金が含まれるかを確かめましょう。

冷却水が漏れたまま走っても大丈夫ですか?

オーバーヒートにつながるおそれがあるので、走り続けないでください。水温警告灯が点いたら、エンジンを止めて自然に冷やし、ロードサービスに相談しましょう。

冷却水の漏れはどこで直せますか?

ディーラーや整備工場で点検と修理を受けられます。頼み先の違いはディーラーと整備工場どちらに頼む?で紹介しています。

まとめ

この記事の要点
  • 色やにおい、粘り気のある液体が落ちていたら、冷却水やオイルの漏れの可能性がある
  • 水温警告灯が点いたら、エンジンを止めて自然に冷やし、無理に走らない
  • 修理代は漏れる場所で変わり、ホース・ラジエーター・ウォーターポンプで料金例が違う
  • 冷却水の交換時期は液の種類で違い、料金表は工賃のみか部品込みかを確かめる
  • 修理が重なってきたら、今の車の買取相場も調べて直すか乗り換えるかを比べる
車の修理代.jp

車の修理代.jp 編集部

車の故障やキズの修理代の目安、見積もりの取り方、保証・車両保険の使い方、修理するか買い替えるかの判断を、公的機関・業界団体と自動車メーカー・正規販売会社・整備工場の公開情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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